この『デザイン工房』で目指すこと
- kanai-fts101
- 2月9日
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会社を再起動した経緯や想いは、前のブログ(はじめまして!FTSです。)に書いたので、今回はそうして始めた「あったらいいなデザイン工房」で具体的に何をするのか?につき、解像度を高めて頂きたいなと。独立前に「民間医局」で形にした事も含め、ご説明します。
まず具体例があった方が分かりやすいと思うので、(工房で0から作り出したデバイスではありませんが)医師と企業とをこんな風に繋ぎたい!という例を2つ、お目にかけますね。
◆医療機器の開発ストーリー①「リング型パルスオキシメーター」(掲載~2025/6末迄)
◆メディカルデバイス開発物語③「b.g.(beyond glassses) 視覚拡張」(掲載~2025/9末迄)
いずれも医師と企業のコラボで出来た製品。対談記事にすることで医師の知名度をあげようという狙いでした。医療・ヘルスケアの機器やデバイスは、使い手が医療者に限定的であるがゆえに、企業にとって臨床ニーズの可視化が生命線です。そのために企業は大学と繋がるのですが、そもそもの目的が異なる(大学:教育⇔企業:収益)がゆえの軋轢が多々生じると聞きます。だから私は「民間医局」らしく、ストリートスタイルな個の医師と企業を繋ぐ「草の根」医工連携を志向しました。そうして生まれたのが『デザイン工房』なのです。
では工房で、医師⇔企業をどう繋げるのか? まずは「ストリートスタイルな医師」(前のブログご参照)を浮かび上がらせようと(CRO企業と連携して)こんな記事を載せました。
◆医療機器の開発ストーリー②「医療機器プログラム(SaMD)」(掲載~2025/6末迄)
このアンケートから、自身でプログラムを修得済だったり、具体的に事業化を計画している先生方と出会うことができましたので、次に(そうした医師と対話を深めるツールとして)長く医工連携に携わった経験が反映している生成AIを記事にして、活用を呼び掛けました。
◆“医工連携AI”開発物語⑤「発想AI~僅かな入力で大きなヒントを」(~2025/10末迄)
こうして対話を深めた先に、辿り着いた発想は、知的財産となりうる価値があるものです。そこを医師が直接、弁理士とやり取りするのはかなり敷居が高いので、弁理士でありながら医師側に立ってくれる「知財エージェント」の事も記事にして、具体例でご紹介しました。
◆医療機器プログラム開発物語④「アプリ開発における知財戦略のリアル」(~2025/9)
この工房では、以上の様に(医療・ヘルスケアの機器・デバイス・アプリ)開発を共に推進してゆく体制を整えています。その上でポリネーターとして医療者と企業の間を飛び回り、「実を結ぶ花粉を運ぶ役割」を全うしたい!と考えていますので、何なりとご相談下さい。