「ストリートメディカルラボ」でプロジェクト『うちあけ創作工房』開始
- kanai-fts101
- 11月1日
- 読了時間: 3分
更新日:11月21日

前回(5月)から間が空いてしまいましたが、その間に参加した「ストリート・メディカル」について纏めてみたいと思います。今後、事業の一環として取り組めそうなプロジェクトを見出せたので、ぜひ以下のリンクから、10/13の卒業発表(YouTube動画)をご覧下さい。
要約すると「小説で患者と企業を繋ぐ『うちあけ創作工房』というプロジェクトに取組んでゆく」という内容を発表しています。これは、患者が小説を書くプラットフォームを構築、そこに書かれた小説をテキストマイニングし、企業に有益なデータを採鉱する取組みです。
背景に、エビデンス(科学的根拠)を重視する医療 vs ナラティブ(物語性)を求める患者の葛藤があって、患者の側に吐き出せない想いが鬱積しているので、適度なフィクションと分人を活用して小説を書くことで、患者が人間らしさを復権、生きる為の医療へ転換できるのではないか?…と考えました。
実際すでに、病気SNS『うちあけ』を運営する㈱メディキャンバスと連携し、患者と共作で4作品を書き上げています。これは、私がTalesで執筆中の『創作工房 ”マイナもん” 倶楽部』という小説内で作中作として公表していますので、こちらのリンク↑からお読み頂けます。(ちなみにこの作品は、現在Talesの「仕事・人間ドラマ」部門で、通算ランキング3位)

≪『創作工房 ”マイナもん” 倶楽部』内に描いた、作中短編4作品≫ ~各リンク付
①『響魂(ゆらたま)遺す君へ』:自己免疫不全の難病患者が抱く家族への想い
②『天井を青くする』:心不全で急逝した医師が描いていた夢~天井再開発計画
⇒ これが前回 ”万博ブログ” の末尾で予告した「スペシャルキッズへ向けたある医師の取組み」。
③『頭を冷やす』:乳がんの化学療法で脱毛に悩む女性が、頭皮冷却に取り組む
④『道なき未知を進め』:若年性白血病を発症した男性が、人生プランを再構築
このように、最初は私のような書き慣れた者が伴走しますが、徐々に自立を支援し、患者が自分で執筆できるよう促します。そうして蓄積した「患者が執筆した小説」をデータ解析し「言語的なバイオマーカー」(疾患の診断や、治療効果の評価に用いる生物学的指標のこと)を抽出できたら……と考えています(この点は、㈱DiveDotの臨床心理士と協働を検討中)。
つまり、当社が今後やるべきことは、以下の2点です。
1)患者が自分で小説を書く敷居を下げる=病気を物語にする独自メソッドの確立
2)小説から言語バイオマーカーを抽出するメカニズム=自然言語処理モデル構築
この過程を「半ノンフィクション」として『創作工房 ”マイナもん” 倶楽部』に描き込んでゆくつもりですので、ご注目頂けますと嬉しいです!(この↑リンクから以下に跳べます)

またこれと並行して、上述した連携2社(㈱メディキャンバス,㈱DiveDot)が創始する学会『ペイシェントアドボカシー※』の動きにも関与しています。(※学会の詳細はこちらで)

ここにご登壇頂く菊地先生は、ストリート・メディカル第5期の修了生。我々第6期の良き相談役でもあり、私の取組み(うちあけ創作工房)にも明るい為、ご紹介した次第です。
今後『うちあけ創作工房』を起ち上げる過程を通じ、この学会と連携してゆくことになっていますので、こちらも引き続きご注目頂けますと幸いです。



コメント